ビジネス著作権検定について

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ビジネス著作権検定とは

ビジネス著作権検定はサーティファイ社が主催する民間の資格検定です。
著作権に関する基本的な問題が出題され、初級と上級の2つの試験がありますが、初級に合格していなくても上級から受験することもできます。

民間資格ではありますが、上級に合格すると国家資格である知的財産管理技能検定2級の受験要件を満たすことができます。
つまり、実質的に同試験の3級と同等の価値があると言えるでしょう。

受験スケジュールとその後の予定

私は10年ほど前に初級を取得し、今年11月12日に上級試験を受験しました。
この後、知的財産管理技能検定2級への挑戦を予定しています。

率直に言いますとこの資格自体の知名度はさほど高くなく、就職活動で直接的なアドバンテージになることは少ないかもしれません。
しかし、20年近く続く歴史ある検定であり、年々複雑化する権利関係、特に著作権の基本的な概念を学ぶ機会として、非常に重要な意味を持っていると思います。

現在、上級の学習に取り組んでいますが、単なる法律条文の暗記ではなく、「このケースではどうなるか?」という実践的な問題が多く出題されます。
この点で、行政書士試験の問題傾向に近いものがあります。

音楽クリエイターとしての経験からも、創作に関わる方々の中で権利関係に精通している人は極めて少ないのが現状です。
善意であっても結果として権利侵害となってしまうようなトラブルは、決して珍しくありません。
この問題は、創作活動に携わる人であれば、必ずどこかで直面する課題だと考えています。

今回の受験の目的は、著作権について改めて学び直すとともに、行政書士としての活動において、権利関係の相談・助言や著作権登録の申請業務に活かしていきたいという思いがありました。
デジタルコンテンツの普及により、著作権保護の重要性は今後さらに高まっていくことでしょう。
プロ・アマチュアを問わず、創作に関わる全ての方々にとって、この分野の知識は必須となっていくはずです。

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