生成AIの活用事例

私は生成AIサービスは主にAnthropic社のClaudeを使っているのですが、実際の活用事例を紹介します。
会計記帳や家計簿で明細を1つづつ入力する場合、特に外税表示のレシートの場合は、一つ一つ電卓で消費税の計算をするのが手間になっていました。
そこでAIと対話をし、計算作業を自動化するExcelマクロを作成してもらいました。
AIとの対話では、「こういう機能が欲しい」という要望を伝えるだけで、必要なマクロのコードを提案してくれます。
マクロの中身の修正が直接できると尚良いですが、知識があまり無くても基本的には文章で要望を伝えて→試して→フィードバックの繰り返しで完成します。
1回だけでは上手くいかないことが多いので、この辺りは本当に人間の担当者とやり取りを重ねるような感じに近いです。
マクロの動作
・消費税計算用の列に消費税適用前の金額を入れる

画像はイメージです。レシートの画像や、赤枠や線は分かりやすくするために入れています。
・「消費税計算」ボタンを押すと、D列の勘定科目に「仕入高」が入力されている場合はK列の値の1.08倍、「消耗品費」の場合は1.1倍を乗算し、H列の「単価」に結果を入力する(計算後はK列の値をクリアする)
・F列の「購買価格」には、単価×数量の数式が入っており、小数点も計算する

・消費税計算用、または勘定科目(仕入高または消耗品費)が入力されていない場合はエラーメッセージを返す(エラーの場合K列の値はクリアしない)

課税事業者の場合は消費税だけ独立して列に入力すると尚分かりやすいと思います。
このExcelは別途転記シートに内容をコピーし、別のマクロを走らせるとそのまま会計ソフトにインポートできるようにしています。
これによって会計ソフトから直接数字を打ち込む必要がなくなり、更に業務効率化を図っています。
AIとのやり取り



AIサービスには課金すべき?
私の経験から申しますと、ChatGPTやClaude等のAI活用で有料版の月額20ドル程度の投資は、時間短縮と正確性向上で十分元が取れます。
無料版も使えますが、AIと何度もやり取りをする場合、途中で制限がかかってしまうとストレスになります。
最も、複数のAIに課金する必要はなく、ご自身の業務スタイルに合うものを1つ選ぶといいでしょう。
他にはPerplexityも使っていますが、こちらは無料でも充分使えると感じています。