Cafe Lumièreさんと地方移住について

今年の2月、Instagramで出会った駅カフェのクラウドファンディングに、共感を覚えて出資させていただきました。

JR東海道本線の近江長岡駅(滋賀県米原市)にある、待合室を改装したこのカフェは、現在週2日(水・日)の営業で、私も2度訪問する機会に恵まれました。
伊吹山の登山口へのアクセス駅として知られるこの駅は、以前京都在住時代にも何度か訪れた思い出の場所でもあります。

この地域には趣のある古い町並みが残っているものの、商業施設が少ないのが現状です。
そんな中、このカフェの誕生は、地域の新たな可能性を感じました。

興味深いことに、このプロジェクトを立ち上げた3名は、それぞれ別の地域から米原に移住された方々です。
その中のお一人が、私の以前の居住地である京都の近所にお住まいだったという偶然に、深い縁を感じました。
移住の時期も重なっていたことから、地方での新しい生活への想いに共通点を見出せました。

最近、色々なメディアでも地方移住が取り上げられていますが、イメージだけで決めるのではなく、実際に足を運び、様々な要素から検討をした上で「自分の意志で移住する」ことが重要だと思います。

移住当初は地域貢献という意識が薄くても、日々の生活の中で自然と地域への愛着が芽生えてきます。
そして、この駅カフェのように、自分なりの形で地域に貢献したいという想いが生まれてくるのです。

環境の変化は、時として予想もしなかった自分の可能性を引き出してくれます。
ただし、それは十分な準備と覚悟、そして地域への敬意があってこそ実現するものだと感じています。
移住は単なる居住地の変更ではなく、新しい自分との出会いと、地域社会との深い結びつきを育む機会なのかもしれません。

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