2024年3月18日に、トゥーマックス行政書士事務所は全省庁統一資格を取得いたしました。
全省庁統一資格を取得することにより、国の機関(全省庁)による役務・調達の入札に参加することができます。
申請に費用が掛からず、中小企業や個人事業主でも申請でき、創業1期を終えていない(確定申告が完了していない)場合でも問題ないので、申請することのメリットは大きいです。
全省庁統一資格とは
各省庁における物品の製造・販売等に係る一般競争(指名競争)の入札参加資格(全省庁統一資格)です。
https://www.p-portal.go.jp/pps-web-biz/geps-chotatujoho/resources/app/html/shikaku.html 調達ポータル 全省庁統一資格について
本資格は、各省庁申請受付窓口に掲げる申請場所のいずれか1か所に申請し、資格を付与された場合において、その資格は該当する競争参加地域のうち、希望する地域ごとに所在する各省庁の全調達機関において有効な入札参加資格となるものです。
本資格が有効となる各省各庁
衆議院、参議院、国立国会図書館、最高裁判所、会計検査院、内閣官房、内閣法制局、人事院、内閣府本府、宮内庁、公正取引委員会、警察庁、個人情報保護委員会、カジノ管理委員会、金融庁、消費者庁、こども家庭庁、デジタル庁、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省及び防衛省で外局及び附属機関その他の機関並びに地方支分部局を含む。
https://www.p-portal.go.jp/pps-web-biz/geps-chotatujoho/resources/app/html/shikaku.html 調達ポータル 全省庁統一資格について
申請方法について
以下のサイトに申請マニュアル等、資料が用意されています。
郵送による申請もできますが、PCの操作に慣れていればインターネットでの申請の方が楽だと思います。
ただ私はマイナンバーとの連携がうまくいかず、そこで時間を費やしてしまったため、「インターネット申請(ログインせずに申請)」の方をおすすめします。
個人事業主かつ、創業1期目の場合、申請書5頁(自己資本や売上など)はほぼ「0」の入力で済むため、この条件が1番簡単なケースと言えます。
他に必要な書類はe-taxで納税証明書と開業届と受信通知を取り寄せれば足ります(法人の場合は登記事項証明書も必要になります)。
資格審査申請が受理されない条件
資格審査申請が受理されない条件は以下の3つです。
1.添付資料の不備(不備を修正して再送する機会が与えられるため、即座に失格にはなりません)
2.税金の未納があること(未納がないことが記載されている納税証明書を提出しなければなりません)
3.自身や役員(その配偶者)が反社会的勢力に属していないこと
申請してから審査結果が通知されるまで
当事務所ではインターネットにて2024年2月8日に申請し、3月18日に申請完了(メールにて受信)しました。
一般的に申請から受理までは2~4週間ほどと言われていますが、今回の場合は40日掛かりましたので、なるべく余裕をもって申請するのが良いでしょう。